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第30回 外国人にとって難しい日本語の発音。と田中さんのタイ語表記。 (2001.11.08)

外国の人にとって難しい日本語発音に撥音「ん」と促音「っ」と長音「ー」があります。これらの発音、音の要素としては、タイ語にも存在します。

でもタイの人にとっても、「ん」「っ」「ー」の発音は難しいです。これらはすべて、日本語発音の第一の特徴「拍」にからんでるのです。あえていいきります。

日本語以外の言語では、1音節が1拍に対応します。

日本語では、「○ー」「○ん」「○っ」。すべて1音節にもかかわらず2拍分、ゆっくりしゃべればほぼ2倍の時間をとるのです。「あい」などの2重母音も同じく2拍分。発音というよりも、リズムの取り方が難しいのです。

他の言語では、短母音と長母音の時間的な差は、2倍までいきません。そのため「おばあさん」は「おばさん」になります。

タイ文字で田中さんは、例えば

taanaaka と表記されます。

aa は長母音「あー」。a は短母音「あ」。 t は t、 n は n、k は k。

短母音を使って tanaka と書くと、 タイ語の短母音は、促音的な性格があるので、「たっなっか」という語感になります。

また全部長母音を使って taanaakaa とすると 第2回で紹介したタイ語発音の特徴から「たなかー」となってしまうのです。

taanaaka が、日本語の「たなか」にいちばん近くなるような。

ともかく、逆にいうと日本人は「拍」の呪縛にとらわれています。そのため日本人の英語は、通じにくいのです。v と b や l と r も大切だと思います。でもまず英語のリズムを教えてもらえてたら、もっと英語も上手くなってたのではと、プーケットで思ったりしているわけです。


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