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第26回 「気配り」と「嘘」と「言い訳」 (2001.07.19)

タイ人は嘘つきか否か。独断にまみれた私見を少し。

タイでも日本と同じく、和をみださないってことが重要視されています。個人主義で自由の国ですが、人間関係には細心の気配りがつねに払われているのです。

ただ、その気配りは、その場のその瞬間が重視されているような気がします。その場がうまく収まるのであれば、本心と違うことを言ってもいいような。

気配りゆえについてしまう本心ではない言葉。嘘と呼ぶのは強すぎるかもしれません。でも「本当のことではない言葉」です。

で、本心と違うことを言ったとして、その後どうなるのか。タイの人は、自分の気持ちに反することはしません。前言よりも、そのときの気持ちのほうが優先します。てなわけで、ものすごく発達しているのが「言い訳」です。さらに、その「言い訳」にもその場を収めるために「本当でないこと」も動員されます。

まぁ、「本当のこと」っていうのがあるのかないのかわかんないですし、あるのは、「人間関係」だけ。大きくくくれば「言い訳」も人を説得する技術なわけで、「説得力」は仕事の場では、ほんと一番大切なことですし...

うーん。うまくまとまってませんが、個人的には「タイの人は嘘つき」とは思ってません。「タイの人は本当のことをなかなか言わない」とは、思っています。

いやなんというか、気配りゆえに、本心をなかなか言わないっていうのは、日本とタイ、すごく似ていると思うのです。日本人の場合は、何も語らないことが多く、タイ人の場合は、必要以上にサービスで何か言っちゃうだけのような。


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