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第17回 バスの座席の優先順位と「死」 (2001.04.19)

バンコクの都バスには、次のような表示があります。

子供、女性、障害者、老人、お坊さんには席を譲りましょう

バスの座席の優先順位は、この表示のとおり子供(小学生高学年含む)が最優先となっています。

実際、子供がバスに乗り込んできたときの、タイ人の反応は、ほんとに素早いです。子供がバスのステップに足をかけるかかけないかのうちに、席を立ちます。お年寄りも立ちます。微笑みながら席を譲るのです。

それにくらべると、女性、老人など場合は、一拍あってから席を立っている。自分の席の目の前に来てから立っている。ような気がします。

年上のものを敬う気持ちがとてもつよいタイなのに、老人より子供を優先させるのは、たいへん不思議な感じです。

じつは、この順番「死んだらかわいそう」な順番になっています。小学校高学年とはいっても、まだまだ可愛いさかり。バスの座席を譲るのも、まぁ仕方ありません。

輪廻転生を脱却しているお坊さんは、死を超越した存在。優先順位が低くなるのも仕方ないでしょう。

というか、お坊さんに席を譲るのは、女性と触れ合う危険をさけるためなのです。女性は、お坊さんのとなりにすわることも許されません。意図しなくとも、接触はタブーなのです。(男性はとなりに座れます)

このタブーは、ほんとに厳然としたものです。タイをおとずれる女性の方は、お気をつけください。ちなみに、子供の頭をなでてはいけない。ってタブーはありません。かわいい、かわいいと子供をなでて、まったく問題ないです。子供は、死んだらかわいそうな、ほんとに可愛い存在ですし。


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