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第8回 「クン」と「さん」と日本の会社作法と「Mr.」 (2001.2.22)

タイ語の「クン〜」は、日本語の「〜さん」とほぼ同じニュアンスの敬称です。男女問わず使えますし、自分の名前にはつけません。日本語の敬称に、「〜くん」とか「〜ちゃん」とかあるように、タイ語にも「ピー〜」(年上の人に使う)とか「ノン〜」(年下の人に使う)とかいろいろあります。

タイ語には、Mr.、Ms.のような敬称もあり、性別、年齢、結婚の有無で変わってきます。(例えば、未婚15歳以上の女性には、「ナンサオ〜」)こちらは、会話で使われることはなく、もっぱら書面で使われます。ただ、公的な場で自己紹介をするとき、自分の名前につけて発言することはあります。

ツアーに参加された方から、PhuketWalker 宛てに「日本語ガイドのAさんによろしく」といったメールをいただくこともあります。そのとき、どのように返事を書くべきか、迷ってしまうのです。日本語ガイドの名前に敬称をつけるべきかどうか。

その日本語ガイドの方が外部スタッフのときは、普通に「Aさんに伝えておきます」と書いて問題ないと思います。でも、社内スタッフだったとき、「Aにも伝えておきます」と敬称を省くのが、日本の会社作法です。

社外の人間と相対しているとき、自社の人間には敬称をつけない。

という態度は、日本独自のものです。他の国では、社内と社外の関係性以前に個人的関係が優先します。公的な場であれば、自社の人間に対しても、少なくとも敬称を名前につけます。(Mr.とかMs.とか、タイだと「クンA」)

この日本的な会社作法に疑問を感じたりしている一方、社内スタッフに尊敬語を使ったりするのを聞くと、違和感を感じる自分もいるわけですが...

いまのところ、社内スタッフの名前を日本語でメールするときは、「Mr.A」とか「Ms.A」などと、日本語でもタイ語でもない敬称を使ったりしてます。ほんとに中途半端な対処の仕方です。うーん、日本的作法を貫徹したほうが、いいかもしれません。

PhuketWalker からのメールに違和感を感じられた方がいらっしゃいましたら、この場を借りてお詫びします。そのうち、もっと素敵な書法をつくりたいと思ってますので。 思いつきませんでした。敬称抜きが、やはりしっくりいきます。

追記:
なんというか、いいたかったことは、社外の人間と相対しているとき自社の人間には敬称をつけない習慣は、謙譲の意味合いというより、 社内結束を強める意味合いがあるのでは、ってことなんです。日本以外の国でこのあたりどうなってるのか、実はよくわかってません。

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