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第6回 タイの諺「チャーペンカーン ナーンペンクン」とプーケットでのツアー (2001.2.8)

大学書林のタイ語教科書「やさしいタイ語 基本表現 宇戸 清治 著」の最初の読解問題は、この諺です。次のように記されてます。

赤字は、こちらでかってにつけた振り仮名です。「チャー」は「遅く」とか「ゆっくり」という意味。「ペン」は、be動詞のようなもの。「カーン」は、読解問題のヒントは「仕事」。「ナーン」は「永く」で「クン」のヒントは「価値」。さて、この諺の意味、おわかりでしょうか。(すぐわかった方は、普通の日本人ではないと思います)

この本には、読解問題の答えがなく、最初はわけがわかりませんでした。ちなみに、タイ日大辞典 冨田竹ニ郎[編]では、次のような訳があてられてます。

直訳:
遅きは仕事、永きはとりえ
意訳:
急いては事を仕損じる。物事はようく考えてぼつぼつやるのが良い。

この訳を見つけた後も、個人的にはずっとしっくりこない感じがしてました。この諺の意味が自分なりにわかったのは、タイで歯医者に通ったときです。タイでの歯の治療の進めかたは、日本のそれとかなり違ってます。

日本では、ふつうひとりのお医者さんが、治療の最初から最後まで担当します。タイでは、一本の歯を治すときも3人ぐらいのお医者さんで、専門分野ごとに治療をしていきます。一日あたりの治療時間は、ほぼ1時間ぐらい。ほんとにじっくりじっくり歯を治していきます。

口を1時間ばかり開けておくのはかなりの難行ですが、そのときようやく、この諺の意味がわかったのです。

「物事はゆっくりと長い時間かけてすること、それ自体に価値がある」

ということでは、ないだろうかと。つまり、急ぐこと自体に意味がないってことです。このことに気づいてからは、スケジュール通りに運ばないタイでの仕事も余裕をもって対処できるようになりました。(←うそです)

何がいいたいかというと、プーケットのオプショナルツアーにご参加されるときは、腕時計をはずして楽しんでほしい、ということです。いえ別に日程がずれた場合のいい訳ではありませんので、お間違えなきよう。

ちなみに、時間のことを忘れられるプーケットのツアー情報は、 http://www.phuketwalker.com/tours/ にていろいろ紹介しております。

なお、上の諺のことを、何人かのタイ人に聞いたところ、この諺にはいろんな意味があって説明は難しい、といわれてしまいました。上の解釈は、ひとつの解釈とお考え下さい。


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